恋に恋焦がれて恋に泣く。「ジョゼと虎と魚たち」

ジョゼ虎。
今さらながら見に行く。
人影はまばら。
タイトルからは何の映画かまったくわからない。
CMでは、ヒロインの池脇千鶴が
「ウチ好きや。アンタも、アンタのすることも好きや」
とのたまうシーンが印象的。
言われてみてぇーーー(絶句)。
というわけで、シネクイントに乗り込むことと相成りました。
まあ、言わずと知れた恋愛映画なので、
本来なら、女性と見るのが筋ってもんだが、
そこはやはり単身乗り込まないと。
許してもらえない(誰にだ)。
内容にのめりこみたい単館系の作品を見る場合、
やはりひとりプレイの方がいい。
やっぱ女性と行っちゃうと、
映画よりそっち気になるでしょ、基本。
とまあ強がりはこのくらいにして。
妻夫木が現代の等身大大学生として描かれる本作。
私の青春時代とは異なりまくるその姿に違和感を覚えつつも
なんだかどこか痒いような、痛いような。
もう戻れない時を彼とたどってるような気がして
ほんわりと切ない。
恐れを知らないのが若さの特権であるならば、
諦念を知るのは成長の証しなのか。

それとも老いの兆しなのか。

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