第130回芥川賞・直木賞モノ舞台裏(上)

行ってきました、東京會舘。
芥川・直木賞は築地の料亭で選考会・発表
その後ステージ移動して会見は東京會舘なのです。
築地には行けず、20時頃にT氏から「決まったよ」の連絡が来た。
すっ飛んでいったのだが、妙に混んでいて到着したのが20時半。
でも、その後ラッキーなことが。
私の次に到着したタクシーを出迎える入り口の人達。
なんだろうと思ったら、受賞者陣だった。
江国さんと綿矢さんが同時に到着。
そのままエレベーターも彼女達と一緒。


エレベーターで担当編集者と思しき男性が
綿矢嬢に「マスコミが一杯だから、
心の準備をしたほうがいいよ」と話しかけると、
綿矢嬢ははんなり京都弁で「緊張するわ」と。
江国さんは「夫が留守電なのよね」と言っていた。
確かにマスコミの数は多かった。
この会見に行くのは4回目だが、通常の2倍は居るだろうか。
200人はいたね。テレビカメラも、14台。通常居ないだろう
地方局のクルーも。
最初に、今回受賞者4人の並び写真撮影。
・・・すごい絵だ。
芥川賞の女性二人は、19歳と20歳なのだが、
「コンサバ」「ギャル」(ミニスカート)。
京極さんは和服で、お正月みたい。
今回会見に来ているマスコミは、通常なら絶対
こないであろう媒体だと思われた。
怒号飛びまくり。
「こっちむいて」攻撃がものすごく、若い女性受賞者が
ものすごく不機嫌そうな顔をしていたのが印象的。
個々の会見。
芥川受賞者と直木受賞者は会場から出る質問がちがう。
芥川受賞者に対しては、まるで「生徒」「娘」に話しかける
ような内容の質問が多かった。
20歳のフリーター嬢が着ていた洋服は、渋谷の109あたりで
購入したのではと思われた。会見内容はなんか痛々しかった。
綿矢嬢はそれに対してコンサバ。
ひざを怪我していたのを記者に突っ込まれると、真っ赤になって
「3日前に自転車で転んだんです。あー、そういうことも
きかれるんだぁぁ」とてんぱっていたのが面白かった。
今日、午前中別件で行った某音楽会社の社員がW大出身の1年目で、
綿矢嬢と同じ音楽サークルだったらしい。
「今日発表っすよ」というと、「えええ、芥川賞ですか。
そんなにすごいやつだったんですね」との反応。
周りがそんなんなら、ほんとに普通の大学生活を
過ごしていたんだね、彼女は。
これから変るだろうけど。

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