アップルのebookリーダーが発表された。その名も「iPad」ーWi-Fiと3G回線でデータ通信することができるAppleの新端末だ。Wi-Fiモデルと3Gモデルに商品が分類されており、メモリー容量によっても値段は変化する。最低モデルでも499ドル、最高モデルで829ドルとなっている。感覚としてはiPhoneがデカくなり、処理速度が向上した感じだ。それはiPhoneとMacbookの間に位置するNetbookのような端末となっている。現地でタッチアンドトライした日本人によると、日本語入力が可能なことが証明された。
3Gの接続回線プランはWi-FI+3Gが250Mまでだと月額14.99ドルで、それを超えても最大月額29.99ドルですむ。iPadユーザーはAT&Tの無線フリーエリアでは使い放題サービスを利用できる。ただし3G回線はデータ通信のみで音声通話は不可能である。Appleは音声通話の有無で既存製品であるiPhoneとの棲み分けをおこなっているようだ。残念ながら、期待されていたマルチタスク機能と顔認証機能は実装されなかった。(Twitterであのオヤジがつぶやいてた両面カメラと背面ソーラーパネルの仕様はデマだった。いってよし)
端末価格
Wi-Fiオンリーモデルが16Gが499ドル、32Gが599ドル、64Gが699ドル
Wi-Fi+3Gモデルが16Gが629ドル、32Gが729ドル、64Gが829ドル
・高さ24.28cm
・幅18.97cm
・薄さは1.34cm
・重さ0.68kg(Wi-Fiモデル)、0.73kg(3Gモデル)
・9.7インチのIPSディスプレイ(解像度1024 X 768)
・1GHz Apple A4チップ
・内蔵ストレージ16GB、32G、64GB FLASHメモリー
・BlueTooth2.1+BDR
・Wi-Fi801(a/b/g/n)
・加速度センサー
・コンパス
・GPS(3Gモデルのみ)
・スピーカー
・マイクロフォン
・3.5mmヘッドフォンジャック
・30pinコネクター
・バッテリーは持続時間は10時間で、スタンバイ状態で1ヶ月保持
・キーボード付き充電ドッグとiPadカバーは別売り
・3G回線はデータ通信のみで音声通話は不可能。
New York TimeがiPadでアプリとしてコンテンツ提供。記事の中の仕掛けは埋め込み型のビデオや拡大可能なJPG画像が閲覧可能だ。また、iPhoneでおなじみのカレンダーやメモ帳などがパワーアップしている。
本棚から本を購入することができる「iBooks」。ベストセラーの新作が14.99ドルくらいで販売される予定だ。AmzonのEリーダーである「Kindle」の強力なライバルになることは間違いない。
マイクロソフトのOfficeに相当するAppleの最新版iWorkがiPadアプリとして動き、9.99ドルでiTunes Storeから購入可能だ。そいでもって今日からiPadのSDKはダウンロード可能。
充電ドッグはキーボード付きでWi-Fiモデルは60日後、Wi-Fi+3Gは90日後に発売。日本での発売はWi-Fi版が3月末、3G版が4月末を予定している。
iPadのOSはiPhoneOS3.2で専用OSとなるようだ。またiPadの日本での商標権は富士通が保持しており問題なることが予想される。
恒例の「One More Thing」を聞くことができながったが、ジョブズの元気な姿を見れた事が何よりうれしいイベントだった。
Apple iPad Hands On from PopSci.com on Vimeo.
From Apple via gdgt、Popular Science