Apple、オンライン音楽サイト「LALA」を買収、音楽ストリーミングサービスの新戦略へ

Appleがオンライン音楽サービス「LALA」を買収した。4年前にパロアルトで設立されたLALAはサーバー上で音楽をストリーム配信するサービス会社で、1曲10セントで聞けるのがウリだ。このサービスは従来のiTunesとは全く異なるサービスだ。この買収でAppleの音楽販売事業の新戦略が動き始めたという可能性がある。
2006年にサブスクリプション音楽配信サービス「ナップスター」がサービスを開始した時に、appleもサブスクリプションサービスに移行可能性と予想コラムを書いた。しかし、appleはその楽販売スタイルを変えることはなかった。
LALAを買収したことにより、iTunes Music Storeの販売形態としてストリーミング型のサービスが加わることが予想されるということだろう。
CNETが日本レコード協会が発表した有料音楽ネット配信売上発表資料をまとめた記事によると、2009年第3四半期の音楽ネット配信の売上数は1億1744万4000ダウンロードで前年同期比1パーセント減となっている。売上高ベースでは230億1500万円と、前年同期比4%増加となっている。これは携帯電話系のダウンロード数が前年同期比2%減少したことが影響している。一方、PCのダウンロード数は前年同期比14%増と好調だ。
これはCDで音楽を楽しんでいたユーザーが、徐々にPCやiTunesなどの音楽端末に移行していることを意味している。appleはこれをいち早く察知し、次の戦略に出たというのが今回の買収につながったのではないかと短絡的な推察をしておこう。

From WSJ

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