合計189人の死者を出し、国内で感染している患者は100万人を超えたと言われている。イギリスの専門家は、季節性インフルエンザの突然変異の可能性について調査を開始した。
この状況は第1次世界大戦後のスペイン風邪によく似ている。西ウクライナの医者は検死解剖から、2人の犠牲者の肺が真黒であると語った。それはまるで火傷したかのように黒かったそうだ。
謎のインフルエンザは西に広がる恐れがあるため、近隣国であるポーランドはEUに非常事態宣言を出すように警告をだした。
ポーランドのドナルド・トゥスク首相は欧州委員会ホセマニュエルバロゾ委員長とスウェーデンのフレドリック・ラインフェルト首相(EU議長国でもある)に書簡を提出した。その書簡には「この脅威の特徴は、EUレベルでの迅速な行動が必要である」と記載されていた。
ロシア、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、ルーマニアは、国内に入国するウクライナ人の健康チェックをすでに開始しており、スロバキアに5つある国境検問所のうち2つは閉鎖された。ウクライナのヴィクトル・ユシチェンコ大統領は、WHOに専門家の緊急派遣要請を出した。
ヴィクトル・ユシチェンコ大統領はこうも語る。
「たくさんの人々がこの病気で亡くなっています。このインフルエンザは医者をも殺します。とても21世紀の出来事とは思えません」
「他の国のインフルエンザ流行とは異なり、重大なウイルス感染の3つの原因は、ウクライナで同時に、流行した2つの季節インフルエンザウイルスとカリフォルニアインフルエンザです。」
「ウイルスの専門家は、この感染症の組合せが突然変異を起こして、新型インフルエンザを発生させる可能性がある」とも語る。
ウイルスの専門家は、インフルエンザの原因を特定する作業をキエフとルヴフで継続している。
From MailOnline
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