先日フランスで逮捕された核物理学者の供述から、ヨーロッパを狙った核テロ計画が発覚

先週の早朝、フランス南東にあるVienneの公営アパートに大口径のアサルトライフルを持った20人の武装警官が急襲をかけた。イギリスのMI5によく似たフランスの情報組織CDII(Central Directorate of Interior Intelligence)が以前からマークしていたアルジェリア系フランス人の核物理学者を拘束するためだ。
物理学者の動向は18か月前から危険人物としてマークされていた。彼の携帯電話やメール、インターネットの履歴にいたるまで、あらゆる情報が監視対象となっていた。収集された情報から危険を察知した当局が逮捕に動いたのだ。物理学者がCERNに赴こうとしていた矢先の突入劇だった。
「核テロ攻撃の脅威が迫ったため、それを回避するために二人の物理学者を拘束した」とフランス内務大臣のBrice Hortefeux氏は語る。一見、温厚で信心深い兄弟だが、彼らはアフリカのアルカイダ組織との関係があるとも話した。
オックスフォードシャーにあるラザフォード・アップルトン研究所で、核融合の研究を行っていたAdlene Hicheur博士(32歳)は研究員として働いていた。また弟のHalim Hicheur博士(25歳)はヨーロッパのハイセキュリティー学術研究所に勤めていた。弟は逮捕から3日後に、事件に関係ないと判断され釈放された。
情報部関係者によると、Adlene Hicheur博士はイギリスの秘密研究所で核融合関係の研究をおこなっていた。その知識を利用し、フランスや他のヨーロッパの地域に対して核兵器をつかったテロを計画してたそうだ。
最近のアルカイダはAdlene博士のような優秀な人材を、時間をかけてリクルーティングをかけている。核物理学者をやといいれ、ピンポイント核爆弾を作成、または効果的に破壊できる場所を選定させるためだ。
Adlene容疑者は、最近までのジェノバにあるCERNに勤めていた。ダンブラウンの人気ベストセラー小説「天国と地獄」を地でいく嘘みたいな、本当の話。
From MailOnline

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