前回のエントリーで一通りのセットアップが完了したので、お外にお出掛けしてみようと思う。その前に、落とした時の情報漏洩防止のために端末にロックをかけておこう。
HT-03Aのロック機能は従来の4つの数字を入力してロック解除する方式とは違い、9個の点上をなぞることで表示されるパターン入力を採用している。
この端末はしばらく利用していないとサスペンド状態になって液晶モニターの電源が落ちる。その状態でメニューボタンを押すと、パターン入力画面になる。そこで一筆書きでパターンを入力。僕の場合はZ型にしてみた。
万が一の情報漏洩の危険性が去ったので、さっそくHT-03Aを連れてお出かけしてみましょう。まず初めにストリーム動画アプリケーションのqikをインストールして、日曜日の大野銀座を闊歩するtomstyleを生中継してみた。(以下動画)
qikはあらかじめアカウントを取得しておけば、データを中継サーバーに自動アップロードし、ブロードキャスティングする。アカウントはTwitterのAPIも利用できるので、そちらでログインしてみてもいいだろう。
qikにはTwitterに自動発言する機能があるので、生中継用のショートURLをつぶやいておけば、PC上のTwitterユーザーはライブ動画を見ることができる。撮影されたデータは本体のSDカードとqikサーバーの其々に保存されるので、万が一のデータ紛失時もどちらかがバックアップとなるから安心だ。
僕はTwitterとは別アカウントを取得したので、URLはhttp://qik.com/tom-styleとなるが、実際Twitterに投稿されるメッセージはショートURLとなっている。
qikの中継用の回線は3Gでも可能なので、事実上ドコモの電波が届く範囲内であれば日本全国どこにいても動画生中継が可能になったということだ。これはテレビ局にとっても驚異の存在となる。案外、TBSとテレビ朝日がyoutubeにコンテンツ供給を開始したのも技術の進歩に驚異を感じたからなのかもしれない。
事実、酒井法子の旦那が逮捕された時に、一番活躍したのはイーモバイルを挿したPCからのニコニコ動画生中継班だった。しかもボランティアときているから、テレビ局はたまったもんじゃない。
ニコ生の場合、PC+イーモバイル+ビデオカメラなんて重装備が必要だが、HT-03Aなら携帯一つで同じことが可能だ。軽いうえに小回りもきく。
iPhone 3GSにもqikアプリがあるが、こちらは3G回線による生中継ができない。というよりWi-Fi、3G回線に関わらず生中継が不可能な仕様なのだ。撮影した動画をWi-Fi回線経由でサーバーにアップすることができる機能しかない。これはモバイルアプリにとっては致命的な問題だ。iPhone用のqikアプリは当面の改善点となっている。(OSの違いでライブ中継できないとは、技術的問題というよりは、なんらかの人の意思が介在しているとしか考えられない。)
また、qikのcompetitorであるUstreamも同様のiPhoneアプリを発表しているが、wi-fi環境オンリーでしかも生中継が不可能な仕様となっている。これはandroid携帯電話の現時点でのアドバンテージといえるだろう。購入した人は優越感をもってよし。
また、android用Usteramアプリは生中継が可能となっている。しかもライブ動画しながらTwitterにつぶやくことが可能だ。(qikはライブURLを自動発信するのみで、任意の言葉をTweetすることはできない。2009/10/4時点)
同じアプリケーションなのにOSによって仕様が異なる。この理由は何故だろうか?キャリアのデーター遅延を回避するのが主な理由と推察しておこう。(いつものことながらなんの根拠もない!)
次にグーグルマップのコンパスモードに挑戦してみる。メニューボタンから地図モードを「ストリートビュー」にした後、再びメニューボタンから「コンパスモード」をONにすると、HT-03Aの地磁気センサー機能に連動して、機体を傾けた方向にストリートビューがぐるぐる動く。これもiPhone3GSには非対応だ。
疲れたので伊勢丹のカフェノーブルの前のベンチでお休み。
深遠な趣でホーキングのように宇宙の真理を探る雰囲気を漂わせていますが、実はパピジャンプだったりする。
喉が渇いたのでカフェノーブルのアイスコーヒーとパンケーキで喉と腹を落ち着かせる。
この写真は実際HT-03Aで撮影した写真だ。かなり鮮明に撮影できることがわかるだろう。撮影した写真や動画はメニューの共有から、gmail、Facebok、Picasa、youtubeにアップすることができる。
また、androidはメニュー上部に情報取得のアラートがでるので、上からスライドさせてやればその情報にシームレスにアクセスできる。
最近iPhoneで話題のセカイカメラのようなAR(仮想現実)ソフトが、HT-03AでもやりたければLayarをインストールするといいだろう。これもカメラに映し出された現在地写真や、Twitterの投稿などが画面上でリアルタイムに確認できる。
【追記】
そういえば発動編で通話機能もレビューするんだった。すっかり忘れていた。
とりあえず昔利用していた携帯電話の連絡帳のデーターを、csvファイルかvCard形式でSDカードにエクスポートする。やり方はそれぞれの携帯電話で異なるので、説明書を読んでくだされ。
それをGmailの連絡先にインポートする。やり方は下記の動画に詳細が映像で紹介されいる。
上記の作業が完了したのちに電話→連絡先タブ→メニューボタン→全連絡先を同期で、Gmail上の連絡先とHT-03Aの同期が完了する。
電話をかけたいときにはホーム画面の電話アイコンをクリックすると表示される電話画面で、電話番号を入力した後に番号をクリックするか、前述の連絡先リストのアイコンをクリックした後に表示される「携帯に発信」を押せば電話がかかる。
通話終了は電源ボタンだ。音声通話の音質はかなり聞こえやすい。以前使っていたSO906iとの比較なので現在の携帯電話と比べてないのでどうかはわからんが。
iPhoneで圏外なところでも、androidなら通話できる場所が、神奈川県でいくつかあった。さすがドコモの基地局網といったところだ。
このように面白い機能をもりだくさんに堪能したTom-Styleなのでしたー。次回はHT-03Aを嫁に貸し出して女性の視点からレビューする嫁逆襲編でお会いしましょう。たぶん…。
To Be Continued
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