Terminator Salvation

ターミネーターシリーズの4作目である「ターミネータ・サルベーション(救済)」をみてきた。
前作でスカイネットによる核戦争が勃発してしまい「審判の日」を迎えてしまった後の、ジョン・コナーとスカイネットとの戦いを描いたものだ。
映画の狂言回しは、死刑囚としてサイバーダイン社との実験契約にサインした男マーカス・ライト。
2003年に彼の薬殺刑は執行される。一瞬のフラッシュバックのあと、映されたシーンは15年経過し、廃墟と化したLA市街地の中心で叫んでいるマーカスの姿だった。
以下、ネタばれ


一方、未来の抵抗派のリーダーとして、激しい戦闘に参加するジョン・コナーは軟弱な少年から、立派な戦士として成長していた。ジョンはT3で核の被害から逃れたケイト・ブリュースターと結婚し、彼女との間に子供をもうけていた。
抵抗派の司令部で、スカイネットの弱点を発見したと報告をうけるジョン。その有用性を試すためスカイネットの中心に潜り込む。そこで弱点の有用性を発見したジョンは、司令部に報告する。そこで聞かされたものは、スカイネットの殲滅計画だった。
しかし、スカイネットに捕虜として捕えられた人々の中に、自分の父親であるカイル・リースがいるかもしれないと悩むジョン。そのため司令部からの命令に素直に従えない。
LA市内で遭遇した抵抗派のカイルと少女スターに人類の終焉について説明されるマーカス。彼らと共に、抵抗派の本拠地にむかう。
途中で立ち寄ったコンビニでハーヴェスターに遭遇したマーカスは、捕虜としてカイルを奪われてしまう。ハーヴェスターとの戦闘の際に撃墜された抵抗派のA10のパイロット、ブレア・ウィリアムズを助ける。彼女の案内で抵抗派の基地に案内される。基地近くの磁気振動地雷をうかつに踏んでしまい、吹き飛ばされるマーカス。
負傷したマーカスは基地の手術室にはこばれるが、開胸するとロボットだということが判明し拘束される。自分は人間だと信じていたが、人体実験でロボットにされていたのだ。
果たしてマーカス・ライトは人類の敵なのか?また、ジョンはスカイネットに拘束されたカイルを救い出すことはできるのか?あとは映画館で確認してね。
また例のごとく感動した点&疑問点
・タイムマシーンのパラドックスにより、父親が自分より年下、しかも未来から現代にタイムスリップさせないと自分も存在しないというややこしい設定なのはわかる。しかし何故、カイルとマーカスがあったときに事をおこさなかったのか?ここらへんの設定が甘いな。
・ジョンが道路に仕掛けたモトターミネーター用のトラップはバイクがほしい時に便利だ。
・マーカスは死刑囚なのにいい人すぎ。
・女パイロットは一目ぼれしすぎ。
・2018年のターミネーター戦は弱点が判明している分、意外に楽に戦闘に勝てる。
・ターミネーターは1や2での無敵ぶりが嘘みたいに簡単に爆発四散する。
・四六時中核爆発がおこっているのに、放射能汚染が描かれていない。まー娯楽映画だから、仕方がないか。でもジェームスキャメロンの「核戦争はおこしてはいけない」というメッセージが見事に無視されている。
・A-10や、原子力潜水艦などの近代兵器がたくさん温存され活躍している。T2で描かれた未来の世界は、暗闇でいつ終わるともわからない絶望的な戦闘シーンだった。しかし、日中での戦闘は意外にも開放的なので、モトターミネターを狩ってみたいなと思ってしまった。
・T-800の3Dシュワちゃんが出るシーンのBGMは、「デッ、デッ、デッ、デッ、デッ」が流れる。少しうれしくなった。
・T1、T2で描かれていた未来のジョン・コナーの傷の理由が判明する。なるほど、そうやってついたのか。
・今度は燃やされて、凍らされて、首折られて死ぬ。ピチョンくんみたいだな。
・シュワちゃんとともにシリーズ通して参加しているリンダハミルトン。劇中では1997年に病死したのですが、ジョンに残したテープ音声で出演しています。
・監督のチャーリーズエンジェルシリーズのMcGいわく、この作品の評価しだいで次回作もありうるといっている。アメリカでの興行成績の好調をうけて、はやくも次回作の制作に着手したようだ。3部作で6まで予定されている。

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