メーン大学とオークリッジ国立研究所が開発した3Dプリンターは上から吊り下げるガントリータイプで、幅6.7メートル x 長さ30メートル、高さ3メートルと世界最大の大きさを誇る。
印刷するものも大きくて、全長7メートルで2トンのボートを印刷することができる。
印刷に利用する素材は驚くべきことに木材だ。木材は大規模3Dプリンティングに最適で、鉄の代替品になる。バイオベースの材料を用いて積層造形を開発試験をおこなっている。目標は橋桁やシェルターの大型の構造体だ。通常の建築物は大規模なものになればなるほど構造体としての強度が求められるため、金属を利用されてきた。そんな常識を打ち破る構造体の開発にメーン大学とオークリッジ国立研究所は取り組んでいる。
この試みが成功すれば完全再利用な可能な世界が実現するだろう。