亡国のイージス

前から原作もので小説より良かった試しはないのだが、話題になっているから
一応みてみる。無論のこと小説は読んでない。映画を見るのに余計な予備知識
などいらん。
以下ネタばれ


イージス艦「いそかぜ」を某北朝鮮にのっとられちゃったよ。どうしようから
始まる話。冒頭の問題の論文を書いた学生が事故って死ぬシーンは
終わってかえってから6時間後にネットみて気づいた。
「あーあのシーンはそういう意味かー」
まいどお騒がせの米軍のBC兵器、GUSOH(うろ覚えだから、違うかもしれん。無論架空のもの)を奪取した某北朝鮮スパイがいそかぜに訓練隊として乗船する。
登場から怪しい彼らが、フリーパスで
いそかぜに乗船できたときには寝むたくなってきた。
そんな中いきなり反乱が始まる、先任伍長の千石(真田広之)はスパイ相手に
大活躍する。なぜかプロであるはずの某北朝鮮特殊工作員は簡単に
千石と防衛庁情報局員の如月に倒される。
はっきりいって弱い。
また最後の戦闘で特殊工作員の隊長の妹が、如月に突然キスするシーンが
理解しがたい。思わず5秒寝てしまった。
1発ぐらい東京に向けて特殊弾頭を爆発させてほしかった。
そのうえで「日本人よ、これが戦争だ」ならわかるのだが。
まー基本の話は、パトレイバー2とザロックが合体したものだ。
よくある上層部の理解のなさに下級兵士が憤慨してクーデターみたいな
ありきたりな話だ。息子をDAICEに殺されて私怨でクーデターを仕掛ける
宮津2尉の行動までは理解できるが、その部下まで従う意味が不明。
イケテルと思ったシーンはハプーンミサイルをめぐる攻防。
最後の衛星映像から見た千石の手旗信号は、ファミコンかと思って
感動なシーンにもかかわらず笑ってしまった。
テルミット爆弾を積んだF2の出撃命令を発射命令を回避するための行動なのだが。ザロックの発炎筒を焚くシーンのほうがかっこよかった。
日本映画にしてはよかったとは思う。

コメント

“亡国のイージス” への2件のフィードバック

  1. めざバナのアバター
    めざバナ

    プログラムを読んだ限りだと、
    ※原作読んでません。
    「いそかぜ」副長・宮津ニ佐と、撃沈された「うらかぜ」艦長・阿久津ニ佐の防衛大からの友情や、
    ヨンファとジョンヒの過去の話しなどが映画では盛り込まれなかったようです。
    ※プログラム読んでたらごめんなさい。
    ただ、ジョンヒの過去が劇中に登場したとしても、如月とのキスシーンを説明出来たかどうかは判りませんが…
    ●武装集団に強奪された強力な化学兵器
    ●不法占拠される設備
    ●狙われる都市
    ●戦闘のプロではない主人公
    ●仲間割れによる敵の瓦解
    ●爆撃が最終手段
    といった要素が見えたとき
    「“THE ROCKじゃん”って言われそ~」と、やっぱり思いました。
    仙石伍長がヨンファ配下の戦闘員たちに勝利できたのは、「主人公」だからって無条件で自分を納得させて見てましたが・・・
    対ヨンファ戦までに伍長がこなした直接的な戦闘員との戦闘は1~2度だったかなぁ?ぐらいにぼんやりと記憶してますが、言われてみれば伍長の強さは凄かったですね。

  2. TOM-STYLEのアバター

    ザロック2日本版キスもあるよ
    で納得しました

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