回想・選挙バイト

さきほど某市長から携帯に直々に「大変遅くなりましたが12日に選挙戦の慰労会をしますので来て下さい」との電話を頂戴してしまった。ほんと遅いよ。選挙からかれこれ2年、その集まりも次回の選挙を見越しての人員集めかと、穿ってしまう。

私の選挙ボランティアデビューは大学1年の終わり、早稲田の友達(早稲田のサークル友達。SFではない)に某選挙に誘われたのが最初。ボランティアという名のバイトだが、バイトというには割が悪すぎる。割と大きな選挙で、朝8時の駅前演説から夜8時までびっちり外回り。都内23区を駆け回り、上京したての私はそのバイトで初めて錦糸町やら中野に足を踏み入れた(東横線ユーザーだったから)。仕事内容はジャンパーを着てビラ配ったり、宣車を止める場所取りをしたり、近くの自転車整理したり、がっつりと肉体労働ばっか。

14日間こなしてウン万円で、時給換算するとマクドナルド以下。当選したのでお祝いパーティに呼ばれたりしたので、それはそれで悪くはなかったが。以降、芋蔓式に色々な選挙に駆り出される羽目に。

割には合わないが、弁当は出るし、普段会えない国会議員や政策秘書と話せるし、他大の友達が増えるのであまり深く考えずルンルンとこなしていたのれす。それでも立川のワンルームマンションに泊り込みで働かされたときは、バイト同士の結束が今までに無く強かったけど、辛かった。落選したし。

で、冒頭の市長選挙を最後に選挙バイトから足を洗ったのだ。その選挙は対立候補の妨害がすごくて、事務所前に中傷ビラ貼られるのはザラ、盗聴騒ぎがあったり、ボランティアにストーカーがついたり半端じゃなかった。その候補の応援をしていた国会議員の中にえらく気さくな人がいて、暖かい言葉やお菓子をもらっていたのだが、その人がまた別の市長になってしまったのはたまげたなあ。川崎に行くのは久々だなー。楽しみ。

ブルーベリ―チーズケーキを食べながらこう考えた。

ブルーベリ―チーズケーキを食べながらこう考えた。白い層がゆるすぎる、ブルーベリ―は少ないゾ、タルトは砂糖が多すぎる、とかくに既製品は美味くない。そうこうしていたら欠片が喉につまった。飲み物を手に取った。飲み干す。エスプレッソ。量が少ない。涙目に。半死。もうこの取り合わせはやめておこう。(実話)