トランスフォーマー(寝たばれ)

日本が生誕の地というトランスフォーマーを見に行きマスタ。

いきなり、オープニングで登場した戦闘ヘリ「ブラックアウト」がロボットに変型し、米軍基地をボッコボコにします。
しかも、ロボットへの変型シークエンスがそこまであちこち動かす必要があるのかと思うくらい、がしゃっがしゃっ動きまくり。
さりげなく「プリズンブレイク」で活躍したスクレ役のアマウリー・ノラスコが出演していて
スクレ、スクレと叫びました。

基地を制圧したブラックアウトは国防省の情報をゲットするために、砂漠の基地を狙うのですが、こいつのネットワークへの侵入方法もユニークで、幾重にも防御されたファイヤーウォールも謎の音源で瞬時に破ります。

一方、この映画の主人公はありがちな、女にモテないオタクくん。最近のアメコミ的な演出で、モテるのは筋肉質なアメフトキャプテンという、これまたありがちな設定。

しかもヒロインは、そのキャプテンの恋人で、筋肉質マニア。あってから数分もせずに自分の性癖を打ち明ける時点で、主人公に興味が無いことがバレバレです。

たまたまオヤジが買ってくれた中古シボレーが味方のサイバトロン側の尖兵ロボット「バンブルビー」。ebayに出品された主人公の曾祖父の形見をめぐって、善悪に別れたロボット軍団が死闘を繰り広げます。(かといって落札合戦をするわけじゃないです)

主人公は筋肉質好きの可愛い娘をお家に送る権利を偶然にゲットし、バンブルビーのラジオ選曲のお蔭で彼女と付き合えるようになれます。しかし、幸せも束の間。いきなり愛車が勝手に動きだしロボットに変型して敵ロボットと戦いを始めました。それを見た主人公は「こいつらは、日本製に違いない」と叫びます。

戦闘が終了し、各宇宙で重要な物体を捜索していたバンブルビーの仲間たちは地球に集結します。サイバトロン側のリーダーであるコンボイは、自分達の事情を流暢な英語で説明します。

○星が滅びた。
○故郷を復活させるためには、星の破片である「キューブ」が必要
○戦った相手はメガトロンで、そのリーダーは北極圏で「キューブ」と共に氷付けだ
○それを発見した主人公の曾祖父の形見の眼鏡には、現在キューブの正確な座標値がレーザー刻印されている

物語はいよいよ核心にせまるわけですが、あとは劇場で自分で体験してください。スピルバーグ監督の作品は前作「宇宙戦争」が期待ハズレだったので、一抹の不安があったのですが、いい意味で裏切ってくれました。何も考えたくなく、尚且つアクション映画が大好きな方にはお勧めの作品なので、この夏に鑑賞されるのも一興かとおもわれます。

ただ、GMがスポンサー参加している関係上、その配慮からかロボットがスキャンする車はすべてGMです。また、市街地戦では巨大ロボットが暴れまくったためかなりの死者がでているのですが、スポンサーにハズブロがいるため流血シーンは一切ありません。

ハリウッド映画で資本市場主義が実感できるとは、一挙両得って感じです


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