交渉人・真下正義は是か否か

うーむ。

公開前から絶賛の嵐、
本家本元の「踊るシリーズ」よりも面白いとの評判だった本作。
半信半疑で劇場へ。
噂通りに、テンポ良く、話は軽快に進む。さくさく。
だが、説明不足すぎやしないか?
知らない構文が混じった英文を読まされているかの如く。
軽快さのためにわかりやすさを犠牲にした感が強い。
特に、踊るシリーズを初めて見る向きにはかなり敷居が高い
だろう、間違いなく。観客置いてけぼり系です。
笑いの要素も、客を笑わせよう的な必死さが随所にあるが、
見ていて痛い。
強面の地下鉄職員が実はマザコンだとか、
ラストの真下から雪乃さんへのプロポーズシーンでのオチも
なんか、こう、デジャブですよ。
どっかですでに使い古されすぎ。
客をなめてるのか、踊るブランドにあぐらをかいているのか。
前半必要以上に反目する警察と地下鉄職員が、
いつの間にやら一致団結えいえいおー状態なのも毎回のお約束。
踊るシリーズを盲目的に愛してやまないファンには
問答無用にオススメの作品なのだが、
一般向けかと言われると首を傾げざるを得ない。
まあ、華のなさすぎるユースケが主演な段階で
かなり内容にはクエスチョンだったけれど、
やはりダメでした。あくまで彼は
青島刑事の添え物が丁度いいし、分相応なのです。
やはり期待は
「容疑者 室井慎次」。
こっちは8月の公開が待てませんな。早く見たいぞよ

「交渉人・真下正義は是か否か」への2件のフィードバック

  1. はじめまして
    TBさせていただきました!
     私はけっこう楽しめた方なのですが、やはりラストは「?」がたくさんでました。
     デビッド・リンチみたいな人の作品ならともかく、普段映画館に来ないような人も観るような娯楽作ですから、やはりそこは分かりやすく1作でそれなりに完結する内容の方が良かったように思いますね~。

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