「絶景かな、絶景かな、春の眺めは値千金とは小せえ、ちいせえ」と歌舞伎「楼門五三桐」の山門のシーンで見栄を切る石川五右衛門や、ルパンのお友達の石川五右衛門とも違うニュータイプの石川五右衛門が2009年5月に誕生した。それが紀里谷和明氏が監督した「キャシャーン」に続くアクション時代劇「GOEMON」だ。
この映画は安土桃山時代にも関わらず、サムライは全員ちょんまげをせず、みなブーツ。また安土桃山城にいたってはゴシック風な洋城としてデザインされるなど今までの時代劇を完全否定の映画となっている。
明智光秀と太閤秀吉が共謀して信長を討伐したというトンデモ話を、たまたま知ってしまった大泥棒の石川五右衛門の活躍はいかに?
まー内容に関しては実際見ていただくのが一番よろしかろうー。ここは自分の感想などひとつ、ふたつ。
GOEMONがはべらしているミニスカ着物の美女軍団+戸田えりかとサトエリというふざけんなゴラーという構成になっていました。しかも今日の夜のお相手をお願いしていました。しかしそんなエロいGOEMONも敵忍者との戦闘となると別人のようになります。
安土桃山城を軽く飛び越えるような100メートルぐらいジャンプを見せたかと思うと、敵忍者が投げる手裏剣をヨユーでかわします。その姿がとてもかっこいい。8月に公開予定のG.I.JOEも忍者の設定なのですが、これを見たら笑っちゃうぐらいなお話です。
特にみどころなのは城内部に突入した五右衛門が1000人以上はいるサムライたちをばっさ、ばっさと切り倒し円柱上の階段をジャンプしながら登っていくシーンは生唾ものです。
また、大沢たかお演じる霧隠れ才蔵もとてもハマリ役で、才蔵の青年時代の佐藤健もかなりいいです。この映画はハリウッド映画に負けないではなく、余裕で勝てますが何か?という出来になっています。
ミニスカ軍団は誰が演じていたかとても気になるところです。わかった人はおしえてください。