ネットワーク家電を制御するWindows Media Centerを搭載した
家電がアメリカで発売されている。
アメリカでは既に家電業界にマイクロソフトが進出しているが。
イギリスでもWindows Media Centerが普及しようとしている。
こういった動きをみていると松下やソニー、シャープなどの家電メーカーは
非常に危険な立場にいると考えていい。2010年以降はこうした白物家電
やTVなどの全ての電化製品はウィンドウズが統合管理することになる。
その場合、独自OSを開発しない限り、家電1台について一つのパテント使用料
を支払わなければならなくなる。将来の家電製品はネット接続されていることが
必須条件となっているだろうから。従来の家電製品はお払い箱だ。
とか言ってはみるが、2010年から段階的に施行されるデジタルTVへの
変換期に、泉谷ばりの親父が「俺のテレビをいつデジタルにしてくれと頼んだ」
とか叫ぶ奴がでてくることは避けられないだろう。
ブッチャケ視聴者にとってデジタルデータで放送されるメリットは少ないと考える。
アナログ時代のようにTVの録画ができなくなるからだ。
コンテンツサプライヤーにとっては認証されたコンテンツ以外に関してはコピー制限がかかるので安心して著作物を放送できる。
数十年間、TV放送は無料であるとイニシャライズされた20代以上の
日本人にとって、デジタル家電化は抵抗が激しい改正になるだろう。
そのデメリットをぼやかしつつ、うまいことをいって泉谷をだませるかが
デジタルTV家電普及の最大の鍵になる。
すべてはマイクロソフトウィンドウズで統制されることになるのだ。
まさに帝国でつね。