I will “Kill Bill”.vol.1

ヤッチマイナ。
ルー・シー・リューのこのセリフだけでも見る価値がある本作。
大量に投入された広告と、響きのいいテーマ曲のおかげで、
公開以来大入りが続いているようだ。

かくいう私も、
事前に劇場で予告編を見たときは、
「ユマ・サーマンかよ・・・」
とハナっからダメ出ししていたのだが。
「ウマ・サーマンだよねぇ・・・」
とブーたれてたのだが。
結局のトコロ、
善悪両面、しかも「復讐の花嫁」という
重いテーマを演じるには彼女でよかったのでしょう。
これは。
といっても中身はあるようでまるで無い、
チャンバラ切り刻み系Movieだったりもする。


見る側の基本スタンスとしては、
タランティーノ流の映像手法を堪能しつつ、
「そりゃねーだろ、おい」
という彼の確信犯的なボケにツッコむ、
のが正しいのではなかろうか。
ですよね?
日本と日本映画、そしてアニメに造詣の深い貴方だからこその
展開なんですよね?
そうでなければ救いが無い。
この展開をタランティーノ以外がやったらただの阿呆だ。
不条理、意味不明、予測不可能な彼の世界だからこそ許される。
そう信じたい。
見た人間の評価は真っ二つに分かれる。
「最高。問答無用」
あるいは
「最悪。タランティーノの内面世界を垂れ流されてもなあ」
との両極端。
これこそがともかくもこの作品が
人の感情を刺激する、という芸術作品の基本たる点で
成功している証左となるだろう。
ただ、冗長なのも事実。
後半のチャンバラシーンを圧縮すれば
vol.2と合わせて一本でいけたような気もする。
チャンバラが冗長なのは時代劇に共通なところではあるが。
この作品を見たら、日本についてよく知らない異国の民たちは、
「みんな帯刀してるんだ」
「日本刀は機内持ち込みOKなんだ」
「キレた日本人はとりあえず抜刀するんだ」
なんぞとお考えになるやもしれぬ。
それはそれでおもろいと思うけれど、
そんなだからいつまでたっても黄色人種は
舐められるのやもしれぬ。
ラストはミッションを達成したユマ・サーマンで終わりなのだが、
週間少年○ャンプの、ストーリー途中での強引な打ち切りっぽく、
「敵は強大だが、必ずや打ち倒せるその日まで、戦え○○○!」
なシメで終わっちまってもよかったかも。2なしで。
パート2は1を超えられないジンクスを打ち破ることができるのか期待。

うおー

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