
夫の実家の猫(全部で4匹いる)。猫にはつむじってあるのかな・・・?
::: Originally uploaded by yurhythm on flickr. :::
忘れないうちにエントリー。じつはわたしの頭には「つむじ」が2つある。そしてなんと夫の頭にも2つ。…という話を、先日初めて訪れた美容院で出会った素敵な店長さん(おそらく10歳くらい年上の男性)に、施術の最中にお話した。多分、彼はわたしの髪をさわってすぐに気がついていたと思うのだけど、そんなそぶりは少しも見せずに微笑みながら「ハイ、いらっしゃいますよ。つむじが複数ある方。」と、うんうん、と深く頷きながら聞いてくれるのだった。
そこはご夫婦で営んでいる美容院で、信頼するみどりちゃんに紹介してもらったこともあって、わたしは訪れる前からかなり安心モードになっていた。そして実際に足を踏み入れてみたら、想像以上に時間がゆったり流れている優しい空間なのと、この誠実な反応。やっぱりその人の醸しだす雰囲気が場を作るんだなあ、なんて納得しながら、「でもつむじが2つあると、きかん坊だとか、気が強いだとか、結構マイナスなイメージで語られることが多いですよね。」とわたしが苦笑してみせると(そして実際、当たってるんですけどね!と続けようとしていたら)、店長さんはふふふと笑って、「僕は、つむじが2つある人には、「パワーが2つある」って思ってるんです。」と自信たっぷりに言う。え、そんな回答は初めて!この優しさワールドにのほほんと浸っていたカラダが、予想外の返しに前のめりになる。
すると店長さんは、両手でわたしの頭を包み込むしぐさをしながら「職業柄さまざまな人の頭を見てきたのと、これは何かで読んだか聞いたのですが」と前置きした上で、「じつは人間の頭って、いわゆる「気」のようなものを入れて、またそこから出している場所でもあるらしいんです。頭も呼吸しているというか。そしてそれはどうやら、つむじの部分で行っているみたいなんです。あとでマッサージしますが、触るともっとわかりますよ。だから僕はつむじが2つある人は、パワーが2つある人なんだなって思ってるんです。」と教えてくれた。
わ、なにそれ面白い。パワーが2つか…そういえばいつも2足のわらじを履いているしな、と鏡の中のじぶんを眺めながら反芻するひととき。ずっと前に興味本位で手相を占ってもらったときも、「あなたは2足のわらじを履く人生が向いている。むしろ2足のわらじを履くべきだ。そのほうがいろいろと上手くいく」と言われて、なんか妙に納得したこともあったね(双子座だしね)。
しかしここでふと湧き上がるのは、それらが相乗効果でうまく廻っているときはいいけど、どちらも中途半端になってしまったり、どちらを取ったらいいのかわからなくなる事も多い、という自らを顧みての反省心。パワーが2つあっても、それをうまく扱えずにいるとしたらどうしたらいいんダロ。
店長さんはそんなわたしの心を知ってか知らずか、少しずつ少しずつ髪をきれいにしてくれながら、いろんな話をしてくれた。
偶然にもお互いの共通点があることもわかり、どんな話をしても美容院でよく出くわす「取ってつけたような」会話にはならない、「人と人」として話していてとても気持ちがいい感じ。これって貴重。超貴重。
おそらくこの店長さんは、美容師としての腕だけでなく、接客をする者にとって本当に大切な何かを持っている人なんだとおもう。→そしてラッキーなことに、どうやら相性も良さそう。→これはどうやら最近の懸案事項だった、美容院チェンジ問題が解決できそう(行きつけの美容院は、ちょっと遠くて心も遠のいていた)。→みどりちゃんアリガトウーーー!
とわくわくしていると、仕事帰りに予約してからの施術だったので、カラー、カット、パーマのフルコースを終える頃にはなんと22時になっていた。
最後に後ろ鏡でチェックしながら、ヘアケアやアレンジのアドバイスなどを聞き満足していると、「やっぱり◯◯さんには強いパワーがありますね。」と店長さんが笑う。
意味がわからずよくよく聞いてみると、この店長さんはいつもは非常に無口で、あまり喋らない人らしい。みどりさんにも、今度会った時に聞いてみてください…と恥ずかしそうに頭を掻いている。…え、えええー
わたしはいつもどおり仕事に集中したい彼を、そうとは知らずにぺらぺらと喋らせていたのだった。オメデタい…
それにしても…どちらかというと、ずいぶんと会話をリードして頂いた印象もあったので、だんだん可笑しくなってきて大笑いしてしまった。きっとものすごく気を使ってくれたに違いない。
店長さんは続ける。「◯◯さん、話の途中でどんどんひらめいていきますよね。ついていくのが面白かった。誰かに何かを教える、という方向が向いているなと僕は感じました。」うわー、それを脱線と呼ばずに褒めてくださる方は初めて。泣
単純なわたしはその夜すっかり気をよくして帰り、この「つむじが2つある人は」の話を夫に教え、そして今これを書いているのでした。でもひらめき派としては、どんどん脱線していくので、いつもながらオチはつけられないんだけどね。
そしてわたしの方こそ、店長さんの優しさパワーに髪も心も癒されて、話しているうちにじぶんでも気がつかなかったことに気がつけたりして、大収穫の夜だった、という話。
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そんなわけで、我が家はふたりともダブルつむじホルダー。それについて真剣に悩んだことは一度もないんだけど、人によってはマイナスに捉えてしまう場合もあるようで。もしまわりにそんな人がいたら、ぜひこの「2つのパワー」話で前向きにしてやってくださいませ。




